ビールをあまり飲まなかった私が、その魅力にどっぷりハマってしまい最終的にはこれを求めてまたブラジルに行っちゃうくらいに好きなビールは…
「Serramalte（セハマウチ）」というビール！
このビールに出会ったのは、ブラジルのサルヴァドール（Salvador）という都市。
サルヴァドールに住む友人（ブラジル人）が連れて行ってくれたのはビーチ沿いにある「Parador Z1 Bar」
昼間はもう外に出ただけで汗が止まらなくなるほど暑いブラジルも夜になるにつれて少しずつ涼しくなってきた。潮風と微かに聞こえる波の音、テラス席には人が集まり、ノリノリなサンバの音楽と笑顔が絶えないおしゃべり好きなブラジル人に囲まれて冷え冷えのビール…この組み合わせは新しい幸せの定義に認定。（勝手に）
爽やかですっきりとした味で、とても飲みやすい！そして飲みすぎた！（帰りは宿の仲間とUberなので安心）
適度に刺激のある炭酸が、心地よい喉越しを生み出しオール最高。きっとブラジルという環境が、さらにこのビールをおいしくさせてくれたのだろうな。
他にも地ビールをいくつか飲みましたが、やっぱり「Serramalte（セハマウチ）」が一番おいしかった！
そして、ビールと相性抜群だったのが、おつまみ「Queijo Coalho（ケージョコアーリョ）」
焼いたチーズに青のりとガーリック風味の甘しょっぱいソースかけて串に刺したもの。これはブラジルではビーチで定番の安くて人気なおつまみ！
実はこれお店で出しているものではなく、どこからか不意に現れたおじちゃんが手に15本くらい抱えて移動販売していたもの。注文したらその場で焼いて作ってくれる仕組み。
ブラジル人の友人がいつも食べているとのことで、頼んでみることに…
食べてみて、びっくり！控えめに言っても、激うま！簡単そうなので、いつか作ってみたいリストに追加しよう。
ちなみに隣にあるピーナツも、売り子のおじちゃんがみんなに配ってたもの。解消できない謎と共に「郷に入っては郷に従え」ということで有難くいただきました。
この「Serramalte（セハマウチ）」正真正銘Made in Brazil なビールなのですが、探すのにとても苦労するくらい貴重なビールでした…その後ブラジルの他の都市でも探しても、ない！ない！ない！！！！
全ての地域またはレストラン・スーパーにあるというわけではないみたいです。サンパウロでは、大型スーパーをいくつか巡って、やっと見つけました。普段からひとりでお酒飲んだりはしないのに、急にこの原動力。このビールすごい！笑
そして貴重な上に、値段も他のビールよりも高め。他のブラジル人の友人は、「Serramalte(セハマウチ)が10～15レアル（当時1レアル＝30円）だとすると、この値段で他のビール5杯飲めるよ。量がたくさん飲めるのが一番だ！」と言っていた。
これが大げさな例えだったとしても、私が行ったスーパーでも確かに瓶ビール1本あたり値段は約2倍違いました。
そんな貴重で高価なビールだということも知らずに、サルヴァドールという初めての地で予期せず「Serramalte（セハマウチ）」に出会えて本当に良かった。乾杯！
ちなみに乾杯をポルトガル語でいうと「サルゥー」だが、ここサルヴァドールはヨーロッパの名残があるのか「チンチン」とも言うそう。
その夜は、ポルトガル語とブラジルの文化に話が盛り上がり濃い一日だったな。
サルヴァドールもしくはブラジルに行く人に絶対飲んでほしいおすすめのビール。
ぜひぜひ～～～！
