トロントに到着し、空港には語学学校が手配してくれた送迎車に乗せられてホームステイ先へと向かいます。初めて一人で飛行機に乗って知らない土地に着いて英語も全然話せなくて正直不安いっぱいだったのを覚えています。
今回はトロントでの1ヵ月間ホームステイについて紹介していきます。
家族構成
カナディアン家族。50代のホストファザー、60代のホストマザー、20代のホストシスターの3人と飼い猫が1匹の構成。
ホストシスターは年齢が近かったが、仕事の関係で昼夜逆転しておりほぼ会う機会はありませんでした。ホストマザーは昼間働きに出ており、お父さんが家に基本いてセルフリフォームや家事をこなしていました。
ホストマザーはとても優しくてフレンドリーでしたが、最初ホストファザーははっきりした性格で英語にも厳しく怖い印象でした。(たしか初日にさっそく英語指摘された)猫ちゃんは、人懐っこくて可愛いけれど1ヵ月生活した中で5回くらいしか見かけないレアな存在でした。
他にもホームステイしている同じ学校に通うブラジルの女の子が住んでいました。英語が堪能でとてもいい子でした。私よりも何ヵ月も前から滞在しており、2週間後には帰国するということであっという間のお別れ…。だいたいのハウスルールもこの子に聞いていました。
お部屋・設備
お部屋はこんな感じで、ベッドと机とクローゼットがありました。ベッドが大きくて小さいけど窓があってお気に入りです。キッチンや小さいリビング、トイレやシャワールームはホストファミリーが使うのとは別に存在し、自由に使っていました。
シャワールームはあまり清潔な感じではなかった(もちろんお湯をためて浸かることは無理)ですが、ドライヤーやシャンプー/コンディショナーなど揃っていたので良かったです。
ハウスルール
ハウススルールなどは特に厳しくない家庭だったので、初日に言われたのは一つだけ!「11時以降シャワーやドライヤーを使うのは控えてほしい」とのことだけでした。まあ徐々に言われるようになるのかなと思いつつ1ヵ月だけなので耐えればいいか、という感じでした。
週一回のごみを出すタイミングや、洗濯機/乾燥機の使い方、そして友達が遊びにくるのはいいが男はダメ!など細かいルールについては先輩であるブラジルの女の子に聞いて逐一確認していました。
個人的に気をつけていたことは、自分の部屋やホームステイ専用スペース以外(たとえばホストファミリーがいるリビングなど)は、ノックをして入ったり名前を呼んで来てもらったりしました。物がなくなったとかのトラブル回避のため(警戒しすぎ)
あとは、夜ご飯を食べて帰る時や帰りが遅くなる時は事前にホストファミリーに連絡をいれていました。家を出る時と帰ってきた時に「I’m going(いってきま~す)」と「I’m home(ただいま~)」と誰かに声をかけて“ホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)”を徹底しました。
食事
私は朝食と夕食の2食でお願いしていました。3食の場合は学校にお弁当を持たせてくれます(サンドウィッチと飲み物とフルーツなど)朝食は各自で専用キッチンに置いてあるパンやジャム、ジュース、ヨーグルト、アイス、フルーツなどを適当に食べます。
自由なことに甘えてジュースにヨーグルト、トーストにバニラアイス乗っけて食べていました(でぶ)
夕食はホストファザーが毎回腕を振るって作ってくれて豪華で美味しかったです。彩りや栄養も考えて作ってくれているようで、残すと申し訳ないと思ってお腹いっぱいでも食べました(でぶ)
ホストファザーは「娘はダイエット中でサラダしか食べないんだ・・・」と悲しそうな顔で話しかけてくるので残せません。(人のせい)
そしてそして!夜ご飯がたくさん余った時などは、「明日のお昼ご飯に」と持たせてくれます(やさしすぎ)ラザニアやほうれん草ピザやフィッシュフライ…美味しかった記憶しかない!
ホームシック
ホームステイ先に着いたのは金曜の夜、そしてその週末は3連休だったので翌週火曜日から語学学校がはじまる予定でした。この3連休は時にホームシックでした。誰一人知り合いがいない初めての土地で、英語も話せないし、学校が始まっていないから友達もいない携帯契約していないので外にでても現在地や帰り道もわからずあまり遠出は出来なかった。家のWi-Fiをつなぎ日本に家族や友達に連絡しても時差14時間の壁は大きく、とうとう外に日用品を買いに出かけてもクレカが使えない問題発生(のちに解決)…ついには、日本国外からはHulu、TVerなどは見られなくてNetflixはカナダ版に変更され、楽しみにしていたテラスハウスは3ヵ月遅れの配信(そこ?)
色んなものから見放され一気に孤立した気分でした。日本では感じない不自由さや孤独感で完全に目的ややる気、そして何より元気がなくなった結果…
\\着いて2日目に人生で初めて、金縛りにあいました!//
ホストファミリーに気を使ったり、慣れない環境、時差ボケで疲労していたのも原因です。洋楽ばかり聞いていたのに、洋楽を聞きたくなくなった唯一の期間でした。海外生活でのホームシックは日本で充実していた人なら誰でも経験するのではないでしょうか…現に学校やシェアハウスで出会った日本人の子たちも同じ気持ちだったみたいです。
学校が始まるまで、ブルーな気持ちが抜けなかったですが何とかモチベーションを保つために1年間にスケジュールや、行ってみた場所リストをまとめていました。日本食を口にしてみたり、日本の曲を聞いたり、日本から愛用品を持っていくと少し回復します!
しばらく日本の生活が恋しかったが、ひとりで色々できることが増えてくると自然と気持ちが楽になり現地での暮らしに慣れてきます!途中で向いてないかも…とあきらめないでください!(途中で帰国する人もいました…)
ホームステイのうわさ
ホームステイの噂はいろいろ聞こえてきました。当たりはずれがあるようで、私のホームステイ先はかなり当たりだったと思います。食事に関しても、友人のホームステイ先では夜ご飯がふかしたジャガイモ1つだったとか、夜ご飯後に発音矯正を長時間される(体験してみたい)、夫婦間の仲が悪く間にいて大変…とか稀にあるみたいです。
あまりにも問題がひどいときは、直接だと言いづらいと思うので語学学校に相談してみましょう!替えてくれる場合もあるみたいです。(語学学校で手配したホームステイ先に限り)とりあえず、高いお金を払っているので我慢せず行動したほうがいいです(言わないと伝わらない)
また、周りの子に聞いてみてもカナディアンのホストファミリーは珍しく、フィリピーノが多かった印象です。カナダの地でカナディアンの英語、料理を体験できてよかったです。
エピソード
LastNight at Homestay
ホストファザーは英語が話せない私よりもブラジルの女の子と仲良く楽しそうにしていて、私との態度の差に時々つらかったです。ただ真面目に毎朝学校に行き(あたりまえ)、真面目に学校から直帰して勉強していたら認めてくれるようになりました。
1ヵ月という短い期間の中でカナダの“第二の家族”までの仲にはなれなかったですが、最終日は明け方まで語り合い、飲み明かしました。(眠かったけど終わらせ方がわからなかった)
最後の最後まで次の家まで車で送り届けてくれたとても素敵な家族にホームステイできて感謝カンゲキ雨嵐です。
ホストファザーの運転でカフェ☕️